イミトモ × 小川卓の対談企画(2)夫婦で 提案型ウェブアナリストになるまで

2021年11月30日

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。

対談のお相手を招き3人で進める本対談企画シリーズ。第13回となる今回は小川卓と井水朋子、改めイミトモが2人がサシで語りました。1年半近く株式会社HAPPY ANALYTICSの広報を務めさせていただき、この夏に提案型ウェブアナリスト育成講座を卒業して見えた世界を語ります。

対談のお相手
井水朋子

イミトモ

株式会社エスファクトリー代表取締役
株式会社HAPPY ANALYTICS 広報
SNSマネージャー 広報

2006年某上場企業でウェブディレクターになり、以来ウェブディレクターを続けて16年目。2011年株式会社エスファクトリーを設立しお客様に寄りそうウェブマーケティングを実現。2020年HAPPY ANALYTICSの広報となり本企画を始める。2021年提案型ウェブアナリスト育成講座第7期卒業。SNSマネージャー認定資格の講師兼広報をつとめ、デジタルマーケター同士の横のつながりを広げています。

前回ではイミトモがウェブディレクターになったきっかけについて話しました。全3回の2回目となる今回、話題はエスファクトリーで共同代表を務める夫の話へ。

第2回夫婦で提案型ウェブアナリストになるまで

夫との出会い

小川

小川:旦那さんとはどこで出会ったの?

井水

イミトモ:夫とは新卒の会社で出会いましたね。

小川

(笑)。何やってたの?

井水

当時、夫は事業部がまったく別で、代理店さんと仕事をしていましたね。仕事では直接のからみはなくて、社内の飲み会で知り合いました。

小川

結婚したのはその時?

井水

お付き合いはその時に始まりましたが、結婚は会社を辞めた後ですね。私が夫の1年前に辞めて、会社の先輩が立ち上げた製造業のテクノロジーマーケティングを支援する会社で1年だけ手伝うねーといって手伝って、1年後に辞めて、そのタイミングで夫も会社を辞めました。プータローふたり、そこからアメリカ横断旅行に行ったんですよね。

小川

プー(笑)。どれくらい?

井水

1ヶ月半くらいですね。

小川

西から東?

井水

はい!1週間サンフランシスコで遊んで、それから1ヶ月レンタカーで東に向かって、最後はニューヨークです。

小川

ひぇ、すごい!

井水

ニューヨーク着いてから1週間くらいのんびりした時にプロポーズを受けました。

小川

結婚する?って。

井水

そうなんですけどね、え、仕事どうするの?って。

小川

そりゃそうなるよね(笑)

井水

じゃー、会社作ろっかって。旅行の時にGoogleとかFacebookとかZapposとか行ってそれなりに影響も受けたんですけど、逆に自分達はそういうグロース的なことをしたいんじゃないよねって。できることも限られているし。じゃぁとりあえず私がディレクションして夫がサイト作って・・・という感じで始めました。

小川

おぉ。

創業当初の苦労した時代

井水

イミトモ:夫も私もディレクションやサイト制作できて、スキルが似ていたんですよね。

小川

小川:そうだよね。

井水

それがはっきり分かれるのって私が出産してからなんです。妊娠してる時からお客さんとしっかり向き合うのが難しくなって。働く時間も短くなって。

小川

急に予定が空かなくなるよね。

井水

そんな時に短い時間でいかに効率よく成果を出すかを考えた時に、分析をブラッシュアップして若い人にも負けないようにと。

小川

ちゃんと課題を見つけて改善案を出せるみたいな。

井水

若い頃って要は徹夜すればできたんですけど。

小川

まぁ頑張れるよね。

井水

時間はかければかけるほど提案もブラッシュアップするやり方では通用しなくなるなと。いかに短い時間でハイクオリティーにできるかに変わってきました。今は設計と分析は社内でやって制作はパートナーさんに依頼するようになってきましたね。

小川

立ち上げ当初ってどうやってたの?営業とか。

井水

お互いテレアポはしたくないタイプだったので悩みました。サラリーマン時代にしていた製造業のウェブマーケティングを大々的にするには、それまでの会社とカニバっちゃうのでなんとなく遠慮してしまって、全然つながりのないビジネス交流会とか行っちゃいました(笑)

小川

名刺交換して、交流してという?

井水

はい。元々中小企業さん向けに、成果の出ないサイトを成果を出すってことをやっていたのでプレゼンする機会さえあれば興味を持ってもらえましたね。

小川

引き合いきた?

井水

はい、食べていくには困らなかったです。でも単価が低くて。

小川

そうなっちゃうよね。

井水

知り合いをちょっと助けてみたいなのを受けることもありました。寝ずに働く仕事の量はあるけど、給与にすると会社員時代と変わらないなぁとか。やりがいはあったけど・・・みたいな働き方をしていました。

小川

それで産休とかもあって、もっと効率化しようと思ったと?

井水

先に変わったのが夫でしたね。出産してバタバタする前後で、ウェブ解析士マスターの資格をとったり、小川さんの提案型ウェブアナリスト育成講座を受けたり・・

小川

そう1期生ね。

井水

当時、私がコンサルしていた矯正歯科さんがあって、そこそこ成果は出してたんですよ。でも当時月額数万円のコンサル料金でやっていて、でも矯正歯科さんって客単価が高いからものすごくペイされていたんですよね。

小川

単価が高いところは1件の成果も大きいよね。

井水

そこに夫がメスを入れて。「さらに成果上げるので、これだけ成果があがったらこのくらいください」みたいな。

小川

成果報酬的な。

井水

はい。実際成果を出して、当時ひとりのドクターでやっていた医院が数名ドクターを雇ってスタッフも雇って、今は分院も東京の一等地に出してとか。

小川

メキメキ成長していったと。

井水

何段階かそれを繰り返してたら、めでたくコンサルフィーも10倍くらいになって。

小川

いやー、良かった。これまでの分も回収だね(笑)

仕事の役割分担と依頼について

小川

小川:今は役割分担ってどうしているの?

井水

イミトモ:夫婦で提案型ウェブアナリストになっちゃいましたからね。スキルもまた似通ってきちゃっいましたね。基本的には、私は0→1でガリガリするのが好きなタイプで、夫は私が作ったものにケチつけるというか(笑)・・ストレングスファインダー的に言えば最上思考というらしいんですけど、今あるものをより高めていくというのが上手なんで、そのあたりは頼っていますね。

小川

知識のベースは近いけど、性格が異なるということろでうまく分担できてるんだね。

井水

そうですね。小川さんはどうしているんですか?

小川

いろんなパターンあるけどスポットのような手離れの良い案件だと、ヒアリングは私がして分析箇所だけお願いしたりとか、それをまた私がレビューして追加で分析してまとめて先方に渡すとか。

井水

分析の注文って難しくないですか?こういう風にしてとかいうのは。

小川

難しい。

井水

どうしているんですか?

小川

それこそ提案型ウェブアナリスト育成講座でやっている、仮説を出してから分析に移るとかの仮説出しは一緒にしていますね。そのあとセグメントを切って分析するのは時間的に結構かかるのでそこをお願いするとか。

井水

丸投げではないんですね。

小川

どこができてどこが難しそうとかの温度感をはじめに調整して、その上でやってもらってるの大きくはブレないかな。

井水

なるほど。

小川

だから途中で一回レビューして、視点を追加してココとココを見ていくという育成講座に近い感じかな。

井水

そうですよね、聞いていてデジャブ感ありました。

小川

そうそう。笑

井水

継続案件はどうしているんですか?

小川

運用レポートとか形が決まっている案件は作業自体はやってもらって、私の方で最後に気づきを加えて成形するという感じ。

井水

作業箇所と気づきの箇所で分けるんですね。

小川

人に任せづらいのが「なんでもコンサル系」と「勉強会系」。
なんでもコンサル系はこれまでの知識の集約としてその場での打ち返し力が必要になるし、勉強会系は、内容は一緒でも私から話してもらうことを期待されてることもあるので。そこはまだまだ自分でかな。

井水

たしかに、小川さんの話を聞きたいんですもんね。

HAPPY ANALYTICS広報と提案型ウェブアナリスト育成講座

小川

小川:旦那さんも提案型ウェブアナリスト育成講座1期生で入ってきたよね。よく1期で迷わずきたなと。

井水

イミトモ:まったくですね、むしろ即決!小川さんでしたからね。

小川

サイト見て?

井水

Facebookでみてサイトを見た感じですね。私は隣でずるーいと言ってました。

小川

2人同時には無理だもんね。

井水

ですね。私としては1期生を逃していつ取るの?みたいにところがあって、時期を逃した感があったんですよね。そんな時に小川さんのFacebookの投稿でスタッフ募集のがあって。

小川

あれはなぜやろうと?自分の会社もありつつ。

井水

出産を終えた女性って、キャリアダウンしちゃう人もいますけど、中には出産前後に勉強をしてキャリアアップして復帰する方がいるじゃないですか。前回の大川さんみたいに。まさにそれに憧れていたんですよね。

井水

でも実際に出産育児を経験してわかったんですけど、出産の大変さ、育児の大変さって女性一人ひとりまったく違うんですよ。私の場合は語ると長いんですけど色々と壮絶で。それで仕事の方はその期間の最新知識がごっそり抜けちゃったという感じで、このままだとじゃキャリアダウンしちゃうなと、自分に焦りが出てきて。

小川

どう取り戻すか?

井水

色んな取り戻し方があると思うんですけど、スクールに通うとか独学するとか。でもどれを見てもピンとこなくて、そんな中、小川さんの投稿を見て、これだ!と。

小川

(笑)

井水

すぐ応募しましたね。

小川

だよね、他の人も早くて結局募集して2日で閉じちゃった。

井水

早かったですよね~。

小川

タイミングだよね。

井水

タイミングですね。

小川

今は、広報でいろんな方のインタビューしてね。今は自分のインタビューしてね(笑)

井水

そうそう、出しゃばってしまって・・(恥) それで色んな卒業生にインタビューしていると提案型ウェブアナリスト育成講座の内容がチラ見えするじゃないですか。例えば、大沢さんの会でコンセプトダイアグラムの話がでてきたら自分でそれを調べたりとか、磯崎さんがGAのレポートのURLをエクセルにわかりやすく貼り付けているのを聞いて実践してみたり。チラ見えだけでも勉強になりましたね。

小川

そうだよね。

井水

それで受けたい気持ちがつのっていったんですけど、でもまだ下が2歳で手がかかるお年頃。悩ましかったんですよね。でも、子どもたちに「ママね、頑張って最強のママになりたいんだけど応援してくる?火曜日一緒に夜ご飯食べられないけどいい?」って聞いたら「いいよー♪」と即答だったんですよ。それで決心がついて通わせてもらいました。

小川

初めは緊張した?

井水

このインタビューでみなさん緊張したって言われるじゃないですか。この対談企画でこんな人達が来るというのがわかっていて、これが対談で聞いた初回の感じね・・みたいに思って緊張しなかったです。ちょっと異色だったのかなと。

小川

7期生は時期がね。コロナで懇親会とかもね。今回難しい回だったなと反省で。

井水

コロナ禍そのものがなかったらベストかもしれませんけど、みんながそれを乗り切る方法を探っている中で、色々学べましたね。例えば、こんなやり方があるんだなぁと思ったのがオンラインホワイトボードツール。講座でチーム別にワークする時に、オフラインで会っている人もPCの前で一緒にグループワークして、いい意味でオンラインとオフラインの垣根がなかったなと。だからその後、ちょっと体調が良くない日は安心してオンラインで参加しようと思えました。

小川

7期の時は緊急事態宣言に入っちゃたからね。

井水

ですよね。でも結構みなさん通ってきてましたけどね(笑) ただ、実際オフラインで会っても皆さん気を使い合う感じでしたね。それでも最後のレポート発表で発表者にレビューを送るじゃないですか。あれで全員とコミュニケーションが生まれたので、卒業してからもSNSでつながったり、オンラインで話したりしていますね。

小川

そういう楽しさもあるんだね。

井水

7期生って平均年齢が少し高めじゃなかったですか?

小川

40代、50代もいたかな。

井水

50代の方もいたんですね。

小川

でも30歳くらいの人もいたりね。バラツキがあるね。

井水

面白いですね。

DMAICとコンセプトダイアグラム

小川

小川:なにか印象に残っていることってある?

井水

イミトモ:いやいやもう全10回すべて印象に残りました!(笑) 第1回のDMAICから初めて聞く言葉で。あれってすべての改善に使える概念じゃないですか。
DMAIC

小川

そうだね。元々工場の改善であった言葉かな。

井水

ですよね。今は色んなところで使っていて、いい理論を教えてもらったなと。

小川

コンセプトダイアグラムはやったことあった?

井水

知っていましたけど、私はカスタマージャーニマップ派でした。

小川

なるほどね。

井水

でも、講座で教わってよさがわかったので、先週コンセプトダイヤグラムをガッツリ使ったレポートを出しました。

小川

クライアントさんに?

井水

そうですね。Googleアナリティクスのデータが全然取れていないサイトで、何を分析しようか迷った時に、あっコンセプトダイヤグラム入れようと。

小川

そうだよね。あれはデータなくてもユーザーの態度変容こうしていきましょうというのに使えるしね。そこからサイトの必要なコンテンツ提案できるよね。

井水

引き出しが増えました。場合によってはカスタマージャーニーマップより説得力持たせて伝えられるかなと。そういう意味でもコンセプトダイアグラムを教わって良かったですね。

小川

その辺りに関してのセグメントも今日この後(8期生で)やるんだけどね。

(編集注:※対談は2021年10月に行いました。)

セグメントの奥深さ

井水

セグメントー。

小川

笑。みんな地雷踏んでいくという。

井水

難しくなりましたね。

小川

そう、コンセプトダイアグラムはアナリティクスを知らなくてもできるけど、セグメントからアナリティクス感が出てくるね。

井水

セグメントは小川さんの本を読んでいてわかっていたつもりだったんですよ。

井水

でも実際に講座を受けたら、理解が浅かったんだなと。

小川

結構細かい仕様がいっぱいあるしね。

井水

ユーザーとか、セッション、ヒットとかの違いはわかるけど、それをどう使い分けして望みのデータを抽出するかの奥深さ。これでいいのかな?という迷いは片っ端から質問させてもらって、理解が深まっていったなと。

小川

そうだよね。まずベースは理解してもらって、その後自分でやってみながらこれ正しいんだっけ?の繰り返しだよね。

井水

それが大変!でも楽しいですね。

タグマネージャとデータポータル

井水

タグマネージャーのところは、講座の内容だけでも基本を学べるし、基本を知っている人は小川さんが参考URLを共有してくれてそれを全部見ていくとどこまでも学べるというのはとても考えられていのがさすがだなと。

小川

あそこは得意不得意あると思っていて、やっている方とやっていない方の差があるからね。

井水

タグマネを使いこなせると、竹槍で戦うかミサイルで戦うかくらいの違いありますよね。

小川

あそこができると、欲しいデータがしっかり取得できるよになるので重要だよね。

井水

さらにデータポータルで自動化したら最強だなと。

小川

そうそう。

井水

どちらも使ってはいましたけど、高い視座をのぞけたのは良かったですね。

小川

データポータルの時間を講座にもっと入れたいんだけどね。

井水

データポータル何が大変だったかと言うと復習ですね。講座では結構な量をさらっとだったので、それを自分で実装して試していったらつまるところもあって、結構長い時間を復習にかけましたね。

小川

データポータルも重いしね。

井水

それ!そこなんですよ。

小川

データポータルのセミナーに登壇すると、「もっと軽くならないんですか?」ってよく質問されますね。

井水

小川さんに聞かれてもって感じでしょうけど、それでも聞きたくなる気持ちはめちゃくちゃわかります(笑) 

小川

そこから実際のサイトで仮説を出して、分析を出して、レポートの流れにはいっていきましたね。

井水

実は私がこの講座を受講した決め手がこれだったんですよね。

第2回となる今回は提案型ウェブアナリスト育成講座を受講したきっかけや講座の前半で印象的だったことについて話しました。最終回となる次回は、提案型ウェブアナリスト育成講座の後半で作成するウェブサイトの分析提案レポートをじっくり語りました。

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