大川 美希 × 小川卓 対談 (1)キャリアとサイトカタリストについて

大川 美希 × 小川卓 対談 (1)キャリアとサイトカタリストについて

インターネット関連企業メディア事業部アシスタントマネージャー 大川 美希 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (1)キャリアとサイトカタリストについて

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。
第12回のお相手は小川卓が講師をつとめる提案型ウェブアナリスト育成講座第6期卒業生の大川美希 氏。全3回でお届けします。

対談のお相手
大川美希氏

大川 美希
Miki Okawa

インターネット関連企業 メディア事業 アシスタントマネージャー
株式会社電通ワンダーマンを経て、2008年現職に入社し現在13年目。サイト上の広告企画やウェブマーケティングに携わる。提案型ウェブアナリスト育成講座の第6期卒業生。

※本対談は2021年9月に行われました。進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。

第1回 キャリアとサイトカタリスト

広告代理店からインターネット関連企業へ

大川さんは、提案型ウェブアナリスト育成講座第6期の卒業生ということで、2021年2月に卒業したばかりなんですよね。今のお仕事のことや講座を受講するきっかけなどを教えてください。

現在の会社は2008年からいるので13年目です。サイト運営や広告の企画をしていました。

ずいぶん前からいるんだね。新卒からですか?

以前は電通ワンダーマンという広告代理店にいて、ダイレクトマーケティングを扱っていました。紙DMや雑誌新聞の広告で、ユーザーさんが電話する時に資料請求コードを伝えてもらって、どちらのDMの方が効果が出たか?といったことをしていました。当時から分析に興味がありましたね。時代の流れでインターネットもやっていきたいと思い、今の会社に転職しました。当時はまだインターネットで買い物したこともなかったんですが、入社しました(笑)

入社当時はどんなことを?

サイトのマーケティングと、出店店舗さんのアドレス獲得のキャンペーンを作ったり、メルマガを立ち上げてみよう、メールのパーミッションを集めよう、メルマガのクリエイティブはどういう構成がいいか考えよう等していました。
たとえば保険のお知らせを送るには、どんな人にどんなタイミングで送るのがいいといったセグメントを考えたり、LP(編集注:ランディングページ)とヒートマップをみて、リスト獲得するにはどこの面がいいか、といったキャンペーンの企画をしていました。

素晴らしい。印象に残ったことはあります?

人材紹介の広告を展開していく時に、成果報酬型だったのでコンバージョンをとっていたんですけど、私たちが出した広告でその人が転職している!!と。

怖さみたいなものだよね。

それまで紙媒体を扱っていたので、ウェブ媒体になったらここまで広告の価値がわかるんだと。

なるほど。

そこから欲しがっているユーザーに情報を渡すにはどうすればいいのかといったことを考えるようになり、私は数字をみるのが好きなんだなって思いました。

そこから分析やマーケティングの道にやってきたんですね。

大川氏と小川卓のオンライン対談風景

サイトカタリスト(現Adobe Analytics)とGoogleアナリティクスの導入

今回提案型ウェブアナリスト育成講座を受講しようと思ったきっかけは?

もともと会社ではサイトカタリスト(現:Adobe Analytics)を見ていて、途中からGoogleアナリティクス(以後、GA)に切り替えることになりました。GAの概念がわからなかったので、これは育休中に勉強しちゃおうと思って、ウェブ解析士の講座だけ受けて、それでもっとこういうのを知りたいって思ったんですよ。

育休中!?すごい!!

私はGoogle アナリティクスのユーザーエクスプローラーという機能が好きなんですけど、この人がこういう風に動いたというのが見えちゃうんだなと。今まで見えなかったものが見えちゃう感じに、萌えーと。

一同:(笑)

提案型ウェブアナリストの講座の説明を見ると、「仮説力」「どう提案するか」と書かれていて、まさに私に足りない軸のところだなと。データを扱えるようになればスキルの幅が広がると思ったので受講しました。

ありがとうございます!御社は大分先駆けでサイトカタリストを入れていましたよね。2007年とか2008年頃でしたっけ。今もそちらがメインですか?

今はGAがメインになりました。

当時は小川さんも関わっていたんですか?

当時私はリクルートにいて、ツールはビジョナリストを使っていたんですけど、大規模サイトに耐えられる別のツールを入れることになりました。そこで新しいツールを探している際に、御社がサイトカタリストを導入しているのを知り興味を持ちました。御社に導入されていることを自分の上司への説得材料に使わせてもらいましたね。2009年から導入を初めて、2年間で150サイトに入れました。

うわ~すごい~

サイトカタリストって本も出ていないし、情報が少ないじゃないですか。

そうですね。

それでeVar7というユーザー会を立ち上げて、私や清水誠さんが代表や幹事をしていましたね。パソコン教室を借りてサイトカタリストの勉強会をしたのが2010年頃ですね。

そうだったんですね。

大川さんはサイトカタリストを使っていた頃、どのように情報収集や勉強をしていたんですか?

社内で勉強会がありました。

そうそう、取得するデータの設計がサイトごと、会社ごとに違ったので、会社の中の人じゃないと説明できないんだよね。

なるほど。

レポートスイートの説明とか、エクセルにデータを取り出して分析する方法とか・・。

レポートスイートとかエクセルとかやっていましたね~(笑)

そのあとGA(Googleアナリティクス)に入れ替わったのはいつ頃?

本格的にGAを入れたのは4、5年前くらいですね。小川さんのSchooの講座でGoogleアナリティクスの講座を受けて、それでもっとGoogleアナリティクスを勉強していきたいなって思いました。

大川さんご自身は、会社の中のどんな立ち位置でGAに関わっていたんですか?

編成担当がいて、私はクライアントさん向き合いのマーケ担当だったんですけど、このLPでどう改善すればいいかという時に、クライアントさんに数字をもって説明したいと思っていて、GAを使っていました。
設定を他部署に依頼するにも、ある程度自分が理解しておかないと、どういう風に設定してくださいという依頼もできないなという感じがありました。

なるほど。

GAはウェブマーケをしていくなら一般常識として知っておく必要があるなと思って、自分のチームのメンバーにGAの勉強会みたいなものもしていました。

素晴らしいですね。使う側と教える側ですね。

PVとセッションの違いとか、ランディングページの意味とか、パラメーターを使えばキャンペーンのこんな情報がとれるよ、私たちも使った方がいいんじゃないかねぇと。

実践しながら覚えていった感じですね。


以上、今回はインターネット関連企業で活躍する大川美希氏とキャリアやサイトカタリストについて話してまいりました。
第2回となる次回は、提案型ウェブアナリスト育成講座について詳しくお話を伺いました。

関連リンク

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インターネット関連企業メディア事業部アシスタントマネージャー 大川 美希 × HAPPY ANALYTICS 小川卓 対談 (2)
提案型ウェブアナリスト育成講座について

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