北風 和宏 × 小川 卓 対談 (3)アナリストよもやま話

2022年02月10日

提案型ウェブアナリストが語る対談企画北風和宏×小川卓

HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。

第15回のお相手は、小川卓主宰の提案型ウェブアナリスト育成講座第6期卒業生で株式会社Rocal代表取締役の北風和宏氏。全3回でお届けします。

第2回の前回は提案型ウェブアナリスト育成講座6期生の北風さんに講座を受けてみた感想を伺いました!最終回となる今回は、講座の合格基準やオンライン受講について、そしてリスティング広告や地方ウェブマーケティングの現状など、ざっくばらんに語りました。

1回目から読む方はこちらから

※本対談は2022年1月に行われました。

対談のお相手

北風 和宏
きたかぜ かずひろ

株式会社Rocal 代表取締役

東京の広告代理店、福島のウェブマーケティング会社株式会社ハタフルを経て、株式会社Rocal設立。地方の中小企業を助けたい!という想いをかかげ、横断的なウェブマーケティングを提供している。

2020年3月提案型ウェブアナリスト第6期生 卒業。

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一般社団法人ウェブ解析士協会プロフィール

進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報のイミトモが務めます。

フィードバックと合格基準

小川

無事卒業できたね。

北風

本当に!卒業できてよかったです!チームのメンバーも卒業できないかもしれないって不安になっていて。slackのやりとりでも「どうですか?」「全然できてません」みたいなやり取りもあって。

井水

励ましあっていたんですね。

小川

最近はもっと厳しくフィードバックしてほしいっていう意見もあったりして私も悩んだりするんですけど、皆さんそれぞれ講座を受ける前のスタート地点が違う中で、どうやってフィードバックすればよいものかと。

一同:うーん。

小川

最近は他の会社で講座のミニバージョンを研修でやったんですけど、その時は100点満点で全部点数にして採点したんですよ。それで60点以上だと合格みたいにして。合格の基準をどうしたらいいのかなと。・・・って、私の悩み相談みたいになっているね(笑)

北風

発表をして、他の受講者さんからフィードバックをもらうじゃないですか。あの時は皆さん優しいなと。

井水

わかります!

小川

なぜなら皆さんもフィードバックを受けるからね。

北風

だからプレゼン発表を1週目に済ませた人たちのほうが細かく書いてましたね。

一同:(笑)

小川

あとは2週目の人たちは自分の発表が控えていて緊張しているから、頭に入らないのもあると思う。

北風

たしかに。

小川

どこかでやり方を変えてもいいのかもしれないね。採点形式にするかとか・・。

井水

私が7期の時に受けて思ったのは、小川さんは優しいなと。

北風

私も優しいと思いました。安心はしましたけど、もっとガシガシ突っ込まれるかと。

小川

突っ込まれたい方?

北風

う~ん、そうかもしれないですね。

井水

私はやっぱり小川流を学びに行ったから、「お前だめだ」みたいな全否定はアレですけど、「小川流ならこうするよ」みたいなフィードバックだと、もっともっと!って感じなりますね(笑)

小川

途中は結構それをやるようにしているんですけどね。

井水

そうですよね、それはすごく感じてありがたかったです!

小川

合格不合格の基準が難しいと思っていて、小川流じゃなかったとしても今は基本的には私が「この施策をやりたい」って思ったら合格にしているんだけど、そこのバランスだよね。

井水

合格の基準は今のままでもいい気がしていて、フィードバックは・・・

小川

合格だけど、私ならこれとこれとこれをやるとみたいな感じね。

井水

はい。合格できて、小川流も教わるといいのかなと。

北風

たしかに違った視点があると嬉しいかもしれませんね。

小川

別に褒められるのが嬉しいっていうわけじゃないってことだよね。

井水

北風さんも他に色んなセミナーを受けてから提案型ウェブアナリスト育成講座を受けていますけど、小川流を学びたいというのはありました?

北風

そうかもしれませんね。自己流でやってきてこれで合っているのかなっていうのはありますよね。特に先輩がいない中でやっていると他の人はどうやっているのかなと。特にリプレースされるわけじゃないですけど、リプレースする人はどうやっているのかなとか。

小川

コンペとかもあるけど、実物を見られるわけじゃないしね。

北風

自分の立ち位置を知りたかったっていうのはありますね。

オンライン受講か、オフライン受講か?

小川

講座は全10回、ほぼオフラインでやったけど、そういう風にやらないと難しいよね。

北風

そうですね。オンラインで参加した回もありましたけど、やっぱりオフラインのほうがいいなと思いましたね。

井水

特にどのあたりが違いました?

北風

グループワークのやりとりのしやすさはオフラインの方がよかったですね。

小川

項目を出すとかちょこちょこやっていたよね。集中力の問題もあるしね。

井水

私が受けた7期はほぼオフラインでしたけど、初回以外オンラインという方もいましたよね。

小川

オフラインでやりたいけど、ご時世的に難しいからね。

北風

家族に心配されることもありましたね。

井水

地方在住の方は東京に来るだけで大変ですよね。

小川

次回は5月からだから、それまでにコロナ禍も収まるといいけどね。

受講後の変化

小川

講座を受けてみて変わったことってありました?

北風

それまではお客さんのサイトを見た時にすぐにGAを見て分析しちゃっていたんですけど、サイトを見てどういう風に思ったかを書き出したり、仮説を出したり、コンセプトダイアグラムのようなことをやったりとかという前工程をしっかりするようになりました。それができると、意外と、こんなことを言うとあれなんですけど、あんまり分析しなくていいのかなと。

小川

最後はそこにいくんだよね。分析内容と結果の7割はGAを見る前に想定できているんですよ。サイトを見てみて、この施策をやった方がいいよねと。GAはそのあとに確認したり証明したりする工程なんですよ。すごくよくできているサイトはそれができないけど、

北風

今まではGAを見てから仮説を立てるっていうことをしていたんですけど、それがなくなったのって意外と大きくって、資料作成時間がめちゃくちゃ減りましたね。

小川

そうだよね。GAを見ると、ユーザーのサマリーから始まって属性、集客・・・って1つずつ見ちゃうよね。

北風

GAで直帰率が高いページを見て、なんでそのページが高いのかなって見ていたんですけど、別にそこが大事とは限らないわけで。そこがそもそもリンクしていないからっていう問題があったり。

小川

サイトのページを見れば当たり前のことでも、先に数字で見ちゃうと数字から考えちゃうからね。サイトのページを見たらそれだけで施策ができちゃうよね。

北風

それは思いましたね。

小川

そういう発想ができるようになったのは大きいね。

北風

特にリスティング広告だと管理画面だけで改善提案ができちゃうことが多いので。

小川

サイトを見て施策がわかるようになっていたら、それは卒業生ですよ(笑)

井水

そこなんですね。

小川

今まで色んなサイトを見ているからっていうのもあるし、勘所とかもあるからね。数字を見る前にここだなとかね。

北風

矛盾するんですけど、アクセス解析を学びにいっているのに、あんまりアクセス解析をしなくてもいいってわかってきました。

小川

それでいいんだよね。この世にはアクセス解析をしたい人なんていないわけじゃん?アクセス解析してタグマネみて楽しいなっていう一部の人はのぞいて(笑)
だからアクセス解析の時間は短い方がいいって思っているし、アクセス解析せずに改善提案を出せてそれでお客さんを説得できるっていうのならそれが一番いいと思う。「同業他社を見てください、明らかにこっちがわかりづらいですよね。ロゴを外していたからわからないかもしれないけど、わかりづらい方は御社のサイトですよ。」みたいな感じとかね。もちろん大きな会社とかはデータがあって数字で根拠を出した方がいいというのがあるので、そういうところは別ですけど。

北風

私は以前、結婚式場のサイトをやっていて予約フォームのEFO(エントリーフォーム最適化)をしたり、リスティング広告で何とかしようって思っていたんですよ。それで提案型ウェブアナリスト育成講座を受けた後に、サイトを分析して、予約フォームで戻っている人が多かったことに気づいて、予約フォームにあるポップアップをつけただけで急にお問合せが10倍位になって。

井水

10倍!?

北風

リスティングでも何でもなかったと。フォームのところにベストレート保証のポップアップをつけただけなんですよ。他よりもここがお得ですよと。それだけでこんなに変わっちゃったというのはビックリしましたね。

小川

本当にちょっとしたことで変わるよね。

北風

座学で「知っている」というところまではいけるんですけど、「できる」までいけるのが提案型ウェブアナリスト育成講座なのかなと。

小川

「ツールの使い方を知る」っていうこととギャップはあるのかなと。色んな人の資料や考え方とか、考え方の流れを知ったり、改善提案レポートを作ることによってできるようになるのかなと。自信をつけるのも大事だしね。

北風

本当に色んな人がいて勉強になりましたね。

小川

自分で会社をやっていると特にね。クライアントや前からの知り合いと働いていると、アクセス解析をする人ってなかなかいないんだよね。

北風

いないですね(笑) 福島にはいないと思いますよ。自分くらいしかいないかも。

小川

あと3人くらいはいると思うけど、でもそう思っちゃうよね(笑)さっき言ってくれたけど、自分が作ったものがいいのか悪いのかっていう判断する機会がなくなっちゃうよね。

人を雇う働き方

小川

会社自体は一人なの?

北風

今は社員が1人いて、取締役も1人いて、インターンが2人で合計5人でやっています。

小川

最初から一緒にやってるの?

北風

一人は私の従兄弟で広告代理店を別でやっていて、地方案件があったらふってくれるような仕組みができていて。

小川

前いた会社の話で、会社が大きくなっていったっていう話があったじゃない?株式会社Rocalとしては、そこまで大きくしないの?それとも大きくしても値段は変えずにいくのか、まだ2年目だと思うけど、どんなアプローチでいくの?

北風

お客さんができないことを勝手にやっちゃうというと語弊があるかもしれないんですけど、まるっと頼める顧問のような立ち位置にいられればいいなと思って。お客さんができないことをやってあげて、その人たちがいずれ自走していければいいのかなと考えています。会社としてはそんなに大きくしたいと思っていないんですけど、福島にいて思うんですけど、たまたま実家のことがあって福島に行って、前の会社の色んな縁があってこうやってこれたので、東京から地方に行きたいっていう人たちに機会を与えられる立ち位置にいられたらいいのかなと。

小川

地方に戻りたいってなった時に、ウェブマーケティングの仕事がもしできるなら、一緒にやりませんか?という感じですか?

北風

そうですね、社員でも業務委託でもいいんですけど、全国あるんで1ブロックに1人いてくれれば色んな仕事ができるんじゃないかなと思っています。

小川

私は社員を雇うという勇気がないからどうしようかなと思って。そのあたりは大丈夫?

北風

フリーランスの時はできたんですけど、プレッシャーがないとやらないタイプなのかなと・・(笑)

小川

そうか、もともとフリーランスのままで法人化しなくてもよかったんだもんね。

北風

追い込まれた方が力を発揮できるタイプとでも言うんですかね(笑)

小川

法人化して、人を雇って、

北風

この人たちのためにお仕事頑張らないとなと。

小川

私と真逆~

井水

面白いですね。

小川

井水さんのところは、雇っていくとかあるんだっけ?

井水

うちは旦那と2人で会社やっていて、私は人を雇いたいというか増やしたいし、夫は人を増やしたくないんですよ。

小川

そうなんだ、雇いたい動機は?

井水

雇いたいというよりかは、夫と2人だとキャパが少なすぎるんですよ。今も業務委託で色々お願いしているんですけど、クオリティーはいいんですけどスピードのコントロールが難しいなと感じるところがあるんで、社員さんがいればなと感じますね。

小川

旦那さんは?

井水

人の管理は大変だからと消極的ですね。

北風

管理は大変ですよね。私もそんなに管理しているわけじゃないんですけど・・

小川

色んなルールを決めなきゃいけないわけでしょ?

北風

はい、多少は。それでもメンバーがいた方がいいなと。ちゃんと仕事ができる業務委託の人でもいいなっていうのもあるんですけど、やっぱりスピード感をどこまで求めるかっていうのはありますよね。あとは自分と同じじゃない能力がいいなと。

小川

そうだよね。自分だけだと幅に限界があるよね。

協業と広告自動化

井水

ウェブマーケティングは色んな能力が必要ですよね。

小川

施策も出しやすくなるよね。自分だけだったら自分の知っているフィールドでやろうとしちゃうけど、チーム戦ならやろうと思えば領域は拡げられるわけじゃない?SEOとかはやっているの?

北風

SEOは業務委託の人に任せて、自分はやらないですね。

小川

でも集客の一貫でSEOの話ってくるじゃないですか。そういう時クライアントさんになんて言ってる?この人がいるからこの人とやりますって言う?

北風

そうですね。実際SEOはある程度わかりますけど、「その領域は出来ません」って最初に話してしまいますね。餅は餅屋ですよね。

小川

そうだよね。SEOってなんとなくわかるじゃない?サイトで悪いことをしていればわかるし、タイトルが全部一緒だと直しましょうとか、わかりやすいこともあるけど、正直、わからないこともあるじゃない?私にとってはソーシャルとかリスティングとかもそうだし。リスティングは最近は自動化が進んでいるんだなーくらいに思っていて。

北風

年々自動化が進んでいるから、やることが少なくなってきているのは感じますね。

小川

ブラックボックス化していく部分もあるし、楽になっていく部分もあるしね。逆に説明ができない部分もあるし。

北風

それはめちゃくちゃ感じます。クリエイティブがしっかりしていれば、それでいいんじゃないかと。

小川

そうなってほしいと思います?

北風

それはそれでいいと思います。空いた時間で解析等をすればいいと思いますね。

小川

広告って自動化がとても進んでいるよね。分析はなかなか自動化までできていないし。コンテンツもある程度はいけても完全には難しいところがあるし。

井水

中小企業ってリスティング広告の予算も十分にないところが多いので、自動化をしても機械学習のデータが十分にないと精度って落ちません?

北風

落ちますね。だからそこに関しては自動化じゃないんですよね。手動なんですけど、仮説をどこまで立てられるかっていうところかなと。

小川

結果が良かろうが悪かろうが、仮説がなければ、それ以上わからないもんね。

北風

そうですね。月の予算ってあるんですけど、私は3か月でもらうことがあって、1か月目に予算の2/3を使って検証して、無料の施策もどんどんやって、残りの日数はコンバージョンを取りにいったりします。

小川

予算が少ないところほど、今までやってきた経験やノウハウが活きるよね。

北風

福島のお客さんは月5万円の予算ばかりなので、そこでどう勝っていくか。東京のお客さんは2桁くらい違うんですよ。そうなってくると自動化の勢いをめちゃくちゃ感じますね。これは私の力じゃないな、Googleがすごいんだなと。どっちもわかるのが今いい感じだなと思ったりします。

小川

地方の方にとっては、リスティング広告って蛇口をひねるように広告を出したり止めたりできることだと思っていて、中小企業のほうが向いているんだけどそれをやってくれる代理店が少ないんですよね。どうしても運用広告は手数料を何%もっていくというビジネスモデルなので、広告代理店は予算が多いところしかやらなくなっていくので。だから中小企業のそういうところをしっかり拾ってやっていけるのはとても大事な気がしますね。

北風

意識が高い人は自分で調べてやったりするんですけど、例えば完全一致の1ワードに全部ブチこんでいる人もいますし、コンバージョンタグ入っていないこともザラですし。

小川

GAのコンバージョン設定がされていないこともザラなので、それはそうだよね(笑)

独立2年目の今

小川

独立して今2年ということですけど、楽しいですか?

北風

大変なこともあるんですけど、楽しいですね。想像もしていないようなクライアントがちゃんといるんだなと。宿とかやるって思わなかったですしね。あとは広告を必要以上にぶち込んでくる人もいたり。

小川

わからないからこそ、やりすぎの方がいたり、逆の方がいたり。

北風

トータルで支援したいというのがあるので、お客さんが自走してくれればそれでOKだなと。

小川

でもね、人がいないんだよね。スキルよりも物理的に人がいないんだよね。

北風

そうなんですよ。分析を教えている人が提案型ウェブアナリスト育成講座を受けにいったらいいのかなと。「分析=グラフや表」みたいに思っている人も多いので。

小川

SEO、リスティング、SNSってすべて施策じゃないですか。何かしらのものとして表示されるじゃないですか。記事が出たり広告がでたり投稿がでたり。でもアクセス解析をしてもお客さんの目に触れるものってないので、インフラまわりを評価するツールなんですよね。だからそこにお金って出づらいんですよね。分析だけにお金を出してくれるとこってないでしょ?

北風

ないですね。

小川

リスティングとかサイト改善をやっていく中の一部として提供する感じですよね。

北風

リスティング広告をしているお客さんも、結局打合せでは7割くらいがアクセス解析の話をしているんですよね。

小川

ページをこう見て、ここに進んで、ここで落ちていますみたいな?

北風

結局そういう話の方がお客さんに響くんですよね。いっぱいきているのになんでだっていうお客さんは少なくなっていて、何が悪いんだ、それを見たいっていう人たちの方が多くなってきていますね。リスティングとは相性がいいのかもしれませんね。

小川

これまでの対談で地方の方も沢山いますけど、地方はどこも似ているところがありますよね。お客さんに対してトータルで支援しないと難しいところとか。

北風

ある意味器用貧乏にはなりますけど、深いところまで踏み込めないものもありますし。

小川

難しいよね。深いところに踏み込まなくても解決できちゃうものもあるし、踏み込むには予算や時間がかかるものもあるし。

井水

今は深めるとしたらどのあたりの領域とかあります?

北風

アクセス数がそもそも少ないお客さんが多いので、どうやってアクセス数を増やすかっていう部分と、成約率を上げるための一点だけをどうやって改善するかっていう二点かもしれませんね。

小川

アクセス数がないとアクセス解析もできないので、ユーザーエクスプローラーがなくはないけど、それで分析するのはもったいないなと。うちの会社でいうと、会社の規模によって分析の値段って変えていないんですよ。それはそれでありだと思っていて、月の売上50万円のサイトにうん十万円かけて分析しなくていいと思うんだよね。大企業からすれば月うん十万円の回収なんて1か月で余裕で回収しちゃうんで、そういうところがやればいいのかなと。正直前月比とかの話じゃないじゃない。

北風

とりあえずちょっと変えたら、それが200%とか300%とかになっちゃうのでね。

小川

さっきの結婚式場のポップアップを入れて10倍とかね(笑) ・・例えばプロの人が30分でも1時間でも見て、そういう穴を見つけて「ここだ!」とピンポイントに直すような、そんなコンサルとかがいるといいのかもね。

検索エンジン広告とSNS広告

井水

北風さんがメインにしている広告というのは、検索エンジンのリスティングですか?SNSの広告もされるんですか?

北風

全部やりますね。SNSも何でもやりますね。

井水

今どの広告が伸びているとかありますか?

北風

商材によりますけど、Facebookは効かなくなってきたなというのがありますね。BtoBはまだいいですけど。

井水

Facebook離れが進んでいますしね。

北風

LINEは強いですね。

小川

LINEはなんだかんだ強いよね。

北風

YouTubeは費用対効果がみえづらいんですけど、再生回数がめちゃめちゃ上げると指名検索が増える感じはあるんですよ。

小川

それね、よく聞かれるね。YouTubeを見てサイトにどれくらいきたかを知りたい!とか。いわゆるビュースルーコンバージョン。難しいよね?

北風

難しいですね。確かにゼロじゃないんですよ。

小川

指名検索がYouTubeのおかげかっていうと難しいですけど、相関はなんかあるじゃないですか。

北風

YouTubeの中でトゥルービューアクションっていうのがあるので、それで大分変わった部分はあるんですけど、本当?って疑ってしまうんですよね。

小川

あるよね。こっちは証明しようがないじゃないですか。Google様が出した数値を見て、「この動画のおかげなのかぁ、本当かわからないけど、検証のしようがないし」という感じだよね。

北風

そうですね(笑)

地方ウェブマーケティングのアベンジャーズ

小川

今後、5年後10年後に自分の会社をどうしていきたいとかある?

北風

さっきの話でアベンジャーズみたいなチームが出てきましたけど、アベンジャーズみたいなチームが各地方にいるといいのかなと。変な東京のコンサルに騙されない人たちを作りたいっていうのはありますね。

小川

適切な価格で適切な内容でやってくれる人たちですよね。

北風

なおかつ、そこにちゃんとお金が払えるような、提案型ウェブアナリスト育成講座に来れるような中小企業を増やすと。

小川

啓蒙っていうところもあるよね。分析をしていると悪いことが何かわかっちゃうから。だます人が一番悪いんですけど、こちらも最低限の知識を身につけておかないとね。お金さえ儲かればいい人って沢山いるし。いいようにやられちゃうっていうのもあるので。

北風

実装できない人も沢山いるので、そこは本当に助けていけばいいのかなと。リスティング広告を極めたいとか、分析をしたいとかじゃないんですよね。全部横断でやらなきゃいけないから、やって売上が上がっていればいいと。ちゃんと自分が手を挙げられるクライアントを見つけたいんですよね。

小川

クライアントが協力してくれないとっていうのもあるし、クライアントに「手を挙げろー」って無理矢理挙げさせても続かないですしね。クライアントに無理矢理お金を払わせてもやる気がなければこっちだってモチベーションも減っちゃうじゃん?そこのモチベーションはクライアント側に必要だよね。「これをやっていきたい!」と。

北風

そう思います。

小川

「これをやっていきたい!」っていうのは、危機感から生まれることもあるし使命感から生まれることもあるけど、そこは外部からコントロールできないじゃない?

北風

クライアントのやる気は難しいと思いますね。

小川

やる気がない案件もあるよね。改善提案レポートを提出したのにそのまま放置とかね。そういうところは、GAを見てこっちが勝手に勉強してる(笑) GAの新機能リリースしたけど実装されているかな?とか調べるのにも使ったり(笑)

北風

小川さんはそこのポジションが確立されているのはいいですよね。

小川

前は分析でブログ書いている人もすごく少なかったし、それで講演や書籍のお声がけをいただいているからね。

北風

それでいうと、地方ってまだそのポジションはいないと思っていて、取りに行きたいですね。

小川

あとはポジションをどうとるかだよね。広くウェブマーケターって取りに行くのもあるし、領域を狭めてとりに行くのもあるし。

北風

東北だと会話が通じないから結局知り合いの人に頼んだりするというのが横行しているんですよ。

小川

制作会社だと特によく聞くね。

北風

市や県の案件をやっていたら仕事が舞い込んでくるっていうのもあって、権威性で決まっちゃうところがあるんですよね。その部分って参入障壁が高いと思っていて、地方に出てくるフリーランスの型とかは厳しいのかなと思いますね。結構、地方に戻ってくる方でも結局戻っちゃう人もいるので。それはそれで必然的かもしれませんが。

小川

でも北風さんはやっていけてるんだよね。

北風

タグマネージャーの話はお客さんにしたことないですし、Googleアナリティクスっていうことさえもわからない人もいると思います。

小川

ウェブのめっちゃ詳しい人みたいになっていますね。そのうちパソコンの修理を頼まれたりしてね。

北風

そんなこともありましたね。

井水

北風さんはきっとクライアントさんが必要としている見せ方というか、クライアントさんにどのようにみせればいいかというのがお上手なんですよね。

北風

その部分は東京から福島に帰ってきたときは尖っていたせいかできなかったんですけど、今はまるくなってきてできるようになってきましたね。そうやらないとお互いよくないなと。会話が成立しないと。

小川

お互い仕事ができなくなっちゃうからね。

北風

仲良くなることも大事なんですけど、結果を出さないと意味がないのでね。

小川

仲良くなってから仕事がくる感じだと、全力でやらなくても関係性が続いちゃうから難しいよね。成果が出なくてもいいってなっちゃうから。その組織や会社自体は伸びないわけじゃないですか。ホームページの制作でいえば、売上を上げようと思わずに作っているとね。ウェブってこういうもんだなって思ったりね。

北風

ライザップみたいにやる気がある人に絞った方がいいかもしれませんね。あまり高額だとこれなくなっちゃうので、安い金額帯で。

井水

北風さんの地方を救いたいという想いって、どこからきているんですか?

北風

私は自分を救いたいんだと思います。私はリスティング広告が好きなんですよ。でも福島に戻ってきてもみんなウェブの良さを知らない。ウェブの仕事もあまりない。

小川

知るきっかけがないから、きっかけが増えれば知っている人が増えるかもしれないし、福島にも良いウェブサイトが増えてオンラインから買ってくれる人が増えればね。

北風

昔の自分があったらいいなと思っている会社を使っているのかもしれないですね。

井水

場所が変わってもリスティングで生きていくと。

北風

リスティングに特化したのがリスティングだけじゃなくなっていますけどね。あ、でもリスティングは好きですよ。好きじゃないとできないですし。

小川

わかる、私も分析が好きでやっているからね。某大手サイトのFAQを改善して直帰率が2割ドーンと下がった時に、みんな困っていたんだ、質問を見つけられなかったけど、見つけられるようになったんだ!これで私は某大手サイトのFAQに訪れた人の2割を救ったんだ!って思って風呂に入ると気持ちいいんだよね。

一同:(笑)

小川

自己満足だけどね、自分の仕事で世の中にいいことをしたなと思えるのって大事だと思うんだよね。

北風

できると好きが合致しているからよかったかもしれないですね。

小川

お互いこれが天職みたいな感じだよね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

おまけ:スタッフ募集中

さいごに、北風さんからお知らせです。

北風

株式会社Rocalでは、一緒に働くスタッフを募集中です。私は福島県ですが、地方ならどこでもOKです。もちろんリモートワークOK!ご興味がある方はこちらをご覧ください。

https://en-gage.net/rocal_saiyo/

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