アドビ株式会社Adobe Express SEO担当 加納宏徳氏 × 小川 卓 対談 第3回改善提案レポートと外資系企業
2022年11月04日

第21回のお相手は、小川卓主宰の提案型ウェブアナリスト育成講座第8期卒業生でアドビ株式会社の加納宏徳氏。全3回でお届けします。
※本対談は2022年9月に行われました。
第3回改善提案レポートと外資系企業
前回は、加納さんが代理店時代に受けた提案型ウェブアナリスト育成講座や、加納さんのアドビでの役割、小川さんがリクルート時代に経験したAdobe Analytics導入談等を話しました。最終回となる今回は、講座の最後に行う改善提案レポートがどのように今のお仕事で役立っているのか、加納さんの今後などを話しました。
対談のお相手

加納宏徳
かのうひろのり
加納宏徳(かのうひろのり)
アドビ株式会社 Adobe Express SEO担当
10歳で折り紙世界チャンピオンに。2016年伝統工芸品の越境ECサイトのウェブ担当、スタートアップ企業、代理店を経て、2022年よりアドビ株式会社にてAdobe ExpressのSEO担当を担う。提案型ウェブアナリスト育成講座第8期卒業。加納宏徳のポートフォリオサイト:https://hirokano.com/
進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水(イミトモ)が務めます。
外資系企業はシビア?
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井水
- 私は外資系に在籍したことがないので、「外資系といえば、常に目標数値があって、それが達成できないと会社にいられない」というシビアなイメージがあるんですけど、それって合っていますか?
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加納
- 入社前は同じイメージでした(笑)。でも社内の人はみんなやる気にあふれていて、「自分が切られるかも」と心配している人はいないですね。自信があって、「俺がやるぞ!」というポジティブな雰囲気の方が多いです。そもそも入社面接の段階で相当切っているのではと思うのですが、業界の第一人者や一流企業から転職された方など、すごい方が多い印象です。

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小川
- 私がアマゾンにいた時は、「自分よりも優秀だと思わなければ、採用するな」というルールがありましたね。リクルートにいた時もアマゾンにいた時も思ったんですけど、大企業は能力値のベースが高いんですよね。できる人・できない人がいるのではなくて、できない人が入ってこない仕組みがしっかりしているんですよ。加納さんの時って何回面談しました?
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加納
- カジュアル面談も含めると、7回位しましたね。
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小川
- アマゾンの時もカジュアルなものからフォーマルなものまで5回くらいしましたね。いろんな人がいろんな視点で面談して、最後に一緒に働く人と面談して、「仲間として迎え入れたいか」という判断だよね。
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加納
- そうですね。そして仲間として入社してからはあたたかく迎え入れてくれる。まだ入社して数ヶ月ですが、当初は外資=「シビアで、成果ださないとすぐ切られる」というイメージが、いい意味で裏切られました。アドビだからなのかもしれませんが、優秀な人が全力で挑戦しても駄目だったのなら、そもそもの前提がおかしいのかもしれない、などとフェアに評価してくれる環境がある気がします。
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小川
- ある意味、非常にロジカルだよね。
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加納
- 数字が未達だとしても、真摯に新しいことにチャレンジしているのなら、仮に失敗しても過度に責めない。どんどんチャレンジを応援する姿勢は、日本の会社とものすごく違うと感じます。失敗の原因が分かっていて、きちんと筋道立ててをロジカルに説明できれば問題ないと。
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小川
- 逆に、ロジカルに説明できないのは、一番切られる理由になるよね。説明できない=自分がやっていることも失敗の原因もわかっていないと見られるので、そういうところは外資の特徴なのかなと思いますね。
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加納
- ですね。つまりちゃんと説明ができれば、何でも切り抜けられそうな雰囲気があるなと思いました。
一同:(笑)
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小川
- あとは、最低限の英語力ね。
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加納
- ええ、英語は必須です。あとは日本企業だと無理な状況だとわかっていても、「そうは言っても、頑張れよ」と言われたりするじゃないですか。負け戦でも頑張る姿勢を評価したり。それが間違っているとか、外資に根性論がまったくないとは言わないですけど、日本企業に比べるととても薄いなと。
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小川
- どっちが良い・悪いじゃないし、人によって合う・合わないは違うと思うけど、そんな感じですよね。
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井水
- なるほど。
改善提案の流れは日頃の仕事にも活かせた
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井水
- 話は提案型ウェブアナリスト育成講座に戻りますが、セグメントでゴリゴリやった後はタグマネでしたね。
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小川
- タグマネはアドビにもありますけど、講座を受ける前は使ってました?
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加納
- 使ったことはありましたけど、そこまでガッツリしたことはないですね。今はアドビになって、すでに設定されているものを使うので、いじることもなくなりました。
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小川
- 社内にプロ中のプロがいるわけだからね!
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加納
- タグマネジャーの仕組みと何ができるかを把握できていれば、プロに依頼はできる環境なので。Adobe Analyticsを10年やっている人もいるので、餅は餅屋と。
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小川
- そうなるよね。そうしていかないと、タグマネの設定画面が複雑すぎて理解できなくなるよね。
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小川
- その後、改善提案レポートを作ったわけですが、どうでした?分析して改善提案のレポートを作るみたいなことは広告代理店時代にやっていたんだよね?
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加納
- はい、レポートの組み立て方が勉強になりました。もちろんデータを見ますけど、それ以前のこと、要件定義やゴールから逆算して「何が問題なのか?」を考えることも結構大事じゃないですか。現状ヒアリングして、こういうデータがあれば問題を解決できそうだなとあたりをつけて、データを出して、もう一回仮説に戻って、データだして検証。
その流れは今の仕事にも活きていますね。ボスから「こういうことをしたい」と言われて、色々要件を整理してからダッシュボードを見て「これです」と。あの改善提案レポート作成プロセスのミニチュア版みたいなことをよくやっていますね。
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小川
- お題に対して、あの一連のプロセスでアウトプットする感じだね。ダッシュボードなのか文章でまとめたものなのか口頭なのかはさておき・・。
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加納
- 代理店時代はスライドにして出さないといけなかったんですけど、社内向けだとエクセルファイルを作っておしまい。スライドを作る時間はほぼ無くなりましたね。
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小川
- そうそう、ぶっちゃけね(笑)
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加納
- 要件整理して、データを出して、結論だして、それ全部メモにまとめて。代理店時代はそこからスライドにまとめて、スクショを貼るなどレポートを作るのに時間をかけていましたけど、今はメモまででよくなりましたね。
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小川
- ぶっちゃけ資料を作るのって意外と時間がかかるからね。
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加納
- メモレベルでも、論点さえ整理されていれば、OKなので。
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小川
- 今後はそのあたりが自動化されていくといいんですけどね。分析した結果を、レポートにしてくれるツールというのかな。
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加納
- ほしいですね。
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小川
- アドビさん、作ってくれないかな(笑)
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井水
- なんと(笑)
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小川
- アドビのワークスペースというダッシュボードツールは、最近AIで原因を文章で出せるようになってきているじゃないですか。
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加納
- そうですね。あとは最近のAdobe Analyticsだと、例えばあるページのアクセス数が下がっている時に、相関して他にも下がっている数値を出してくれる高度な分析機能があるんですよ。Adobe Analyticsはものすごく細かくウェブサイトのデータを取得しているので、これまでの分析経験からは思いつきもしなかった売上悪化の原因が分かったりするので、とても面白いです。
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小川
- そうそう、あの辺があと1、2段階進んでくると、分析を自動でやってくれて、レポートにまとめてくれる未来がくるかも。それに一番近いのがアドビだと思っているので。Googleは自動化は多少するにしても、そこまでしないと思うし。でもアドビの世界観の中にいればそれがある程度できると思っていて、自動でアクセス解析してクリエイティブも生成して、そのABテストもやって、その結果を最適化して配信していくという世界を作ろうとしていると思っていて。
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加納
- たしか、講座の第1回でアドビの動画を流していましたよね。
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小川
- そうそう、動画を15秒に短くして自動で流すとか、実装を自動でやってくれるとかね。
講座の第1回で紹介した動画
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小川
- そんな未来に一番近いのはアドビだと思っているので、1ユーザーとして楽しみですね・・・ま、利用するのにいくらかかるかは知らないけどね(笑)
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井水
- 実現できたらすごいですね。
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小川
- 私も分析したくて分析しているのではなくて、改善したくて分析しているので、分析にかかる時間を減らせるのならそれがいいし、そういう世界がやってくるといいなと。
改善提案レポートの発表
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小川
- 講座の改善提案レポートの作成は困らなかったかな?
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加納
- 代理店でクライアントに提案レポートを作るのはやっていましたけど、講座のレポートは大変でしたね。2週間くらいあったんですけど、毎日夜なべをして作る感じでした(笑)
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井水
- わかる(笑)
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加納
- 抜けていると、絶対いろんな人に質問で突っ込まれるじゃないですか。
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井水
- それを想定するとね・・
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加納
- どこまで、何を、突っ込まれるのを防ぐかと。
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井水
- それは考えれば考えるほどクオリティが高まりそうな感じがしますけど、どうでした?
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加納
- とても鍛えられましたね。私は最終グループでの発表だったんですけど、先発グループに対しての小川さんや皆さんの質問ポイントを聞いて、「あぁ、なるほど、ここまで突っ込んだ質問をされるのね」と。
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小川
- まだ1週間あるから直せるぞって?
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加納
- はい。自分のスライドを全力で直しました(笑)
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小川
- 2回目の発表者はそこがメリットだよね。先発グループの人は自分の番が早くおわるので、それが安心できてよかったって言う人もいるけどね。井水さんはどっちでした?
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井水
- 私も2回目でしたね。勇気がないので・・というのもあるけど、1回目の発表の時点でまだ自分のレポートが完成していませんでした(汗)加納さんの時は、1回目を聞いて、どういう風に自分のスライドを直しましたか?
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加納
- たくさん直しました(笑)が、たとえば誰のか忘れてしまったんですけど、淡々と数字だけ出している方がいて、小川さんから「話の道筋が見えないと、このスライドはいつ終わるんだろうと思わせてしまうので、資料全体の構成がわかるように」というフィードバックがあったので、最初に概要をまとめて、何個のポイントがあります、今何個目です、次何個目ですとわかるようにしました。
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井水
- なるほど。
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加納
- それでも最終発表のときは、スマホとPCの違いは見ておいた方がいいんじゃない?と突っ込まれるなど、見落としがあったりとか・・
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小川
- うんうん。
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加納
- あとは「こういうセグメントを作れば、こことこことで対比ができるんじゃない?」というコメントがあって、「ここはもっと分析せぃ」と突っ込まれそうだなと思い、セグメントを作って分析してスライドに追加しておきました。
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小川
- 結構1日目のことを活かしたんだね。
改善提案レポートに採点基準ができました
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小川
- ちなみに第9期から採点制度をとることになりました。それまでは私の方で合格・不合格というのを決めていたんですけど、ちゃんと点数で出しました。
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加納
- 100点満点みたいな感じですか?
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小川
- そうそう、項目も決まっていて、予見の整理はできているか、分析はできているか、プレゼンの項目もあって書いている内容と合っているか、質疑応答にちゃんと答えられているか、そういう十以上の項目に分けて、第9期から始めました。
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井水
- どうでした?
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小川
- 6名が再提出になったけど、みんな出してもらえたので無事合格に。反応をみながら、今後も採点制でもいいのかなと。
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加納
- 点数がわかるといいですよね、どこをどう直せばいいのかがわかるので。たぶん採点もやりやすいよね?
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小川
- そうそう、全公開。
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加納
- オープンスタイル!それはピリッとしますね。
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小川
- それまでは、私がこの受講生は成長したかな?と感覚的なところで見ていたんですけど、よくよく考えたら、クライアントは「どれだけ成長したか」は見ないでその人の実力値だけ見ますし、どれだけ頑張ったかは関係ないなというので、今回採点制にしました。
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井水
- 合格点は何点ですか?
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小川
- 65点にしました。最高は81、82点でしたね。100点取るというのはなかなか難しくて。
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井水
- 100点取れるなら、受ける必要がないですもんね。
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加納
- もしくは圧倒的に成長したとか。
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小川
- そうそう。私でも100点取れるかわからないもん(笑)
一同:(笑)
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小川
- いかにロジカルにお題と分析内容があっているかと、そこから気づきが見つかって、分析から改善提案ができているかが本筋なのは変わらないのでね。
改善提案レポートとアフターストーリー
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加納
- 講座では自社サイトを分析して、無事合格後社内に共有したんですよ。そこで「こうやればお問い合わせ増えます!」と自信満々に提言したら「なるほど、じゃあ実装おねがいね!」となり・・
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小川
- 大体そうなるわな(笑)
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井水
- (笑)
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加納
- 「はい!」とは言ったものの、事業部長をやりつつ、クライアント案件をやりつつ、自社サイト改善もやって、とすごく大変でした。。。
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井水
- 改善作業も加納さんが?
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加納
- ちゃちゃっとできる改善もあり、エンジニアにお願いしないといけない施策もあり、お願いしたらそれなりに予算がかかるので、「分析する」と「社内で予算を取って交渉しながら進める」はまた別物なんだなと思いました。
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小川
- その実行部分はね、講座で教えるのが難しいんだよね~。
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井水
- 教えてほしい!(笑)
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小川
- 人によって違うからね?エンジニアと仲がいいとか、いろんなことによって左右されるのでね。
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加納
- 上長の好みや会社の懐具合によっても違いますしね。それにみんな通常業務で忙しいですし。
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小川
- そうそう。
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加納
- でもレポートにあった半分くらいはできましたね。
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小川
- おお、素晴らしい。
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加納
- 半分は残して転職しちゃったので、後任の人に「ぜひこれやってください、きっとコンバージョン率が上がります!」って残して・・。
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小川
- 面白い(笑)おっしゃる通り、分析することが目的ではないので、そこから改善して伸ばしていくところなので。
バランスの取れた感覚を持つための副業
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小川
- 加納さんは3年、5年後、自分自身のこととかも含めて、こういう風になりたいっていうのはありますか?
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加納
- 会社に入って3ヶ月ですけど、今後少なくとも5年くらいはいたいなと思います。基本的に副業は禁止なんですけど、いくつか許可をもらっているものもあり。メインでアドビをやりつつ、個人のアクティビティを増やしていきたいなと思ってます。
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小川
- そういう意味では、ちゃんと副業をしながらという感じだね。
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加納
- 分業制の大企業の中でSEOするのは楽しいんですけど、同時に視野を広くもっておきたいとも思っています。おそらく数年も経つと、大企業の感覚が僕の「当たり前」になってしまうので、同時に副業もしておくと、バランスのとれた感覚を持てるかなと思い、スタートアップや他のプロジェクトにも関わっています。
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小川
- 数年経つとなんとなく仕事ができるようになって、自分のフィールドの中で対象のプロダクトなんかは変わるけど、業務ですること自体はそんなに変わらない。どんどんその環境に慣れていっちゃうよね。アドビだからこそできる分業制や予算があるじゃないですか。でもそこから一歩外を出てみれば、時間もない、人もいない、技術もないという世界もあるわけで。これは両方知っておくべきだよね。
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加納
- あくまでアドビがメインではあるんですけど、そういう別プロジェクトのお手伝いをして、どちらの視点も持てるようになっておきたいなと。
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小川
- あとはGA4も使っておかないとね。
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加納
- そうそう、まだまともに触っていないんですよ。
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小川
- 今はアドビを覚えるのに大変だと思うよ。
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加納
- まずはAdobe Analyticsをモノにしないと、仕事が回らないので。GA4もいつかは。。。笑
日本から世界へORIGAMIの発信を
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小川
- 今後、独立したいという希望は?副業をする人は、独立したい人が多いイメージですけど。
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加納
- まだどうかなぁと。でも今ひとつ考えているのが、折り紙のプロジェクトで。
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小川
- 世界チャンピオン!
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井水
- SNSに出されていましたよね。昆虫の折り紙で世界チャンピオンになったと。
note『「折り紙世界チャンピオン」と僕が名乗る理由と成し遂げたい事。』
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小川
- 講座にも折り紙を持ってきてくれたよね。
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加納
- 折り紙そのものは日本発祥じゃないですか。それなのに、日本から多言語展開で、折り紙の情報がわかりやすく網羅されているサイトってないんですよ。
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井水
- おぉ!
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小川
- きた!
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加納
- 折り紙は日本で生まれて、世界に広がっている文化なのに日本から公式に発信できているプラットフォームがない。それぞれの国では折り同好会グループみたいな協会はあるんですけど。
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小川
- 日本にはあるの?折り紙協会みたいなもの。
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加納
- いくつかあるのですが、ウェブサイトが90年代にできたような古いデザインで、使いづらいんですよね。モバイル版もないし、情報も見つけづらいし、英語表記もない。
で、国内のどこに情報があるかというと、紙の出版物では結構な情報量が存在します。デジタルとオフライン、日本語と英語で情報の壁ができてしまっていて。だからオンラインかつ日英で「ORIGAMI」の情報を日本から発信できたら、権威性も専門性も、信頼性もあるから、ポピュラーになれるんじゃないかなと。
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小川
- 言い方がSEOっぽいね。大事だよね、EAT(※専門性・権威性・信頼性の頭文字)。
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井水
- たしかに!(笑)
一同:(笑)
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小川
- YouTubeもやって、世界をとろう!と。
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加納
- 数年間はお金にならないプロジェクトですけどね。
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小川
- そもそもどうやって収益化しようっていう話もあるけどね。
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加納
- 将来的に収益化する道はいくつもあるんですが、最初は試行錯誤するフェーズなので、まずは私の持ち出しで進めて、最終的には折り紙のアーティストを支援できたりもしたいなと。というのも、すごい作品を作っている折り手は、あくまで趣味として折っている人が9割なんです。今は一般的に折り紙でお金を稼げる道がないので。
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小川
- ちょっと頑張って、YouTubeで収益化するくらいとか。
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加納
- YouTubeチャンネル運営も、折り紙とは全然違う技術が必要じゃないですか。業界的にマーケティング的な発想があまりなくて、でも適切に広められればすごいスターになれそうな方はたくさんいるので。そんな中で自分は「ウェブマーケ」と「英語」ができる。よし、業界を盛り上げられるぞ!と。
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小川
- (笑)
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加納
- 例えば日本の折り紙本は、海外では正規ルートで入手できなかったりするんですよ。その結果、国内の折り紙本の海賊版コピーがめちゃくちゃ広まっていて。ある作家さんの作品がめちゃくちゃ大好きなファンが海外にたくさんいても、当の作家さんは日本にいてそのことを全然知らない、ということもあるんですよ。
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井水
- へー!
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加納
- たとえば作家さんのファンが集まるコミュニティを作って、毎月5ドルを払うと作家さんの最新作が見られるとか、創作中の動画を見られるという風に、「推し」にお金を払える仕組みを作れば、折り紙を折っているだけで生活ができる仕組みができるかなと。
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小川
- 職業だね。
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加納
- ゲーマーがeスポーツで生活できるようになったり、YouTuberがチャンネル運営で生活できるようになったり、趣味や遊びだったものでお金を稼げるようになる仕組みもある中で、折り紙にはそういう仕組みがないんです。だからそういう流れを作りたいなと。
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井水
- 話はすこし変わりますが、NFTで折り紙ってできるんですか?
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加納
- NFTは「オリジナルをだれが作ったのか」を証明できるテクノロジーでもあるので、基本的にはありえそうだなと思っていて、将来的にそれができればニュース性もあるのかなと。あとは折り紙っていろんな会社とコラボしやすいので、折り紙でグッズを作りますとか、会社のグッズを作ります、とかできるかなと。
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小川
- 色々できそうだよね。
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加納
- 代理店に3年いたので、どういう動きをすれば企業さんから依頼してもらえそうかはある程度わかるので、大きなPR企画やタイアップを提案して、作家さんに折り紙作品を依頼するみたいな動きができればいいなと。
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小川
- 夢がある話だね。
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井水
- なんとなく、折り紙とアドビも相性がよさそうですよね。
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小川
- アドビとコラボしようぜ(笑)アドビのロゴ、折り紙で作れるでしょ?
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加納
- できるできる。平面でも立体でもつくれます(笑)
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井水
- すごいー!(笑)
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加納
- 折り紙は結構なんでもできるので、どんな企業ともコラボしやすいんですよ。
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小川
- まずはアドビの受付においてもらうところからですね。
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加納
- そうですね(笑)
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井水
- 夢いっぱいで楽しそうですね!
編集後記
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井水
- 後日、加納さんから「実際にアドビ社のロゴを作ってみました!」と写真が送られてきました。正方形一枚折り、切り目なしのオリジナルデザインだそうです。

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井水
- 私の知っている折り紙とは次元が違いました!!
折り紙の可能性は無限にあるのかもしれません!!
以上、今回は、講座の最後に行う改善提案レポートがどのように今のお仕事で役立っているのか、加納さんの今後などを話しました。